この記事のスタンス
ニューハーフ作品の説明文には、演者の身体の状態に関する独特の用語が登場します。これらは作品選びに直結する情報である一方、現実の当事者にとってはきわめて私的な事柄に関わる言葉でもあります。
本記事では、作品ジャンルの用語としての意味を実用的に解説しつつ、現実の場面で他者の身体について軽々しく尋ねたり話題にしたりすべきではない、という前提を共有しておきたいと思います。
「竿あり」——このジャンルの中心的な形
「竿あり」とは、演者が男性器を保持している状態を指す業界用語です。ニューハーフ作品の大多数はこのタイプであり、女性的な美しさとの共存というジャンル最大の特徴——いわゆるギャップの構造——を支える要素でもあります。
関連して「勃起力」や機能面に言及するレビューも見られますが、ホルモン療法の影響などで演者ごとに状態は様々です。作品説明で強調されている場合はそれが見どころの一つとされている、と読み取ればよいでしょう。
「竿なし」「SRS済」——移行を完了した演者
「竿なし」は、性別適合手術(SRS:Sex Reassignment Surgery)を受け、身体的な移行を完了した演者を指す言葉です。作品説明では「SRS済」「性転換済」といった表記も使われます。
竿なしの演者の作品は、外見だけでなく身体面でも女性に近い体験を描くもので、竿ありとは異なるファン層を持ちます。ジャンル内では相対的に数が少なく、その希少性自体が価値とされることもあります。
なお手術に関する医学的な詳細や是非については、本サイトの扱う範囲を超えるため立ち入りません。あくまで作品分類上の区分として理解してください。
その他の頻出用語
「豊胸」は胸部の手術を受けていることを示し、多くのニューハーフ女優が該当します。対して「ホルモン乳」など、ホルモン療法による自然な変化を示す言葉もあります。いずれも作品の見た目の傾向を伝える分類語です。
これらの用語はいずれも、演者が自らの身体と人生に対して行ってきた選択の結果を表しています。用語を道具として使いこなしつつ、その背後にある選択への敬意を忘れない——それがこのジャンルの成熟したファンの姿勢だと当サイトは考えます。